登山
9番の真理です。
先日お休みを利用して神奈川県の搭の岳に登山をしに行ってきました。
普段は運動不足の自分ですのでかなり辛かったです。
今回は、登山を通じて、私が山から学んだことについて話いたします。
みなさんは、山登りというとどんなイメージを持つでしょうか?
「キツイ、苦しい。私には無理・・・」
かもしれません。
では、なぜみんな山に登るのか?
それは、ひとつに「非日常」からの学び。
ということがあげられると思います。
古来、人は日の出とともに起き、生きるための生活をし、
日が落ちると、眠りにつく。そして、また朝日とともに起きるそんな生活が日常でした。
しかし、近くに
コンビニがあり、あらゆる商品が24時間いつでも購入できる現代。
そんな生活の中では、山が非日常になります。
物や水が自由に手に入らない。水洗トイレもない。冷暖房もない。
移動手段は自分の足のみ。
泣いても笑っても、自分の足を信じるしかできません。
そして、水も食料も背中に背負う。
いまここで、休んでもいいし、体力があればあと5時間歩いてもいい。食料をたべてもいいし、食べなくてもいい。
そんな自由の中で、自然という自由にならない事に直面する。
「雨が降っている。体に疲労がたまってきた」
休むか、もう少しがんばるか、はたまた引き返すかを決断する。
山に登って、降りるというシンプルな目的の中での非日常で、
普段は味わえない、無数の自分に出会える。
・以外と精神的に強い自分。
・自分を極端に守る自分。
・すぐ人のせいににする自分。
・すぐに、弱気になる自分。
・適当なことを言う自分。
どんな自分であれ、その自分のこころを抱えたまま、
目の前の一歩を踏み出し、頂に向かいます。
今歩いても、歩かなくても自由という中での一歩の決断の連続。
でも、このまま暗くなってしまったら、どうなるんだろう、という不安。
そして梺に戻りたければ、足が痛くても辛くても自分の足で前に進むしかないんだと、改めて気付かされます。
まさに人生そのものです。
今年の夏休み、またひとつ自分を省みる体験が出来て、幸せでした。