歯肉炎のときの歯の磨き方について
宮本です。
今回は「歯肉炎のときの歯磨き」についてご紹介したいと思います。
そこでまずは歯肉炎って?
歯肉炎とは歯周病の初期段階となります。
歯ぐきの周辺が腫れてしまう比較的軽度な炎症のことをいいます。
歯肉炎の原因は、歯や歯ぐきに蓄積した歯垢の中で細菌が繁殖することです。歯垢から毒素が放出されることで歯や歯ぐきが過敏になり、炎症を起こして赤く腫れたり、歯磨きの際出血しやすくなったりします。
痛みがなくてもしっかりケアをしていくことが必要になり、軽度なのでケアをしていれば症状は治まってきます。
しかし、「痛みもないし」「軽度だし」と放置しておくとどんどん症状がすすんでしまいます。
歯肉炎を放置してしまうと、、、
さらに深刻な「歯周炎」になってしまうのです。
悪化させないためにも、歯肉炎になった時点で早めに対処することが大切です。歯ぐきの腫れなどの異常に気付いたらすぐに、歯医者さんに行きましょう。
それでは悪化させないために、正しいケア(歯磨きの仕方)をご説明します。
まずは「どんな歯ブラシを使うべきか」です。
歯ぐきが腫れていたり、出血をおこしやすい場合には、やわらかい毛の歯ブラシをつかいましょう。
次に「持ち方」です。
持ち方はペングリップと言って鉛筆を持つような持ち方などありますが、自分の持ちやすい持ち方で大丈夫です。
そして「磨き方」です。
①歯と歯ぐきの境目に毛先をあてる
②1~2本の歯を細かく前後に
③毛先を意識して軽い力で
④1ヶ所につき20回が目安
また、歯肉炎にならないためにしっかりケアをすることが大切ですので「ケアの方法」もご紹介いたします。
1つ目はしっかり歯を磨くことが重要です。1日2回、できれば昼ご飯食べた後も磨けるとなおさら良いです。
2つ目は1日1回のフロスです。
フロスには隣接面と歯肉溝内のプラークを除去する役割があります。歯肉溝内のプラーク(歯垢)を除去すると、口臭も少なくなります。
3つ目は歯肉炎対策のマウスウォッシュを使用することです。
口腔内の除菌や口臭を抑える目的があります。
このようなケアを普段から行い、歯肉炎を予防しましょう。
最後になりますが、歯肉炎が進行すると、歯ぐきが腫れたり、歯を磨いた時に出血したりして、その部分を避けてしまいがちです。ですがそれでは原因である歯垢が落とせないので、しっかりブラッシングしましょう!
また、睡眠中は唾液の分泌が減り、口の中は細菌が非常に繁殖しやすい状態になります。
寝る前は特にていねいに歯をみがきましょう。
何か気になることがありましたら、いつでもご相談下さい!
2021年07月14日 12:20