子供の歯周病について
宮本です。
今回は「子供の歯周病」についてご紹介します。
そもそも子供も歯周病になるの?という方もいるのではないでしょうか。
歯周病は大人だけでなく子供も歯周病になってしまうのです。
ただし、子供の歯周病とはほとんどの場合が歯肉炎です。
歯肉炎とは歯茎が炎症してしまい、腫れたり出血しやすくなっている状態のことを言います。
きちんとケアをすることで治りますが、そのまま放置してしまうと、、、
将来悪化してしまい歯を失ってしまう大きな原因の1つである歯周病になってしまう可能性があります。
そうならない為にも、しっかりケアをしましょう!
では「子供の歯周病の原因」についてです。
主な原因は、歯のまわりのプラーク(歯垢)とブラッシング不足です。
※プラーク(歯垢)はただの食べカスではなく、細菌の塊です!
このプラーク中の細菌が産生する「酸」や「毒素」が虫歯や歯周病の主な原因なので、
磨けていない部分にプラークが溜まり、歯ぐきが腫れたりし、出血・痛みがおこります。
歯のまわりのプラークを歯ブラシで取り除くことで治りますが、出血が怖かったり、痛かったりしてその部分を避けてしまいがちです。
ですがしっかり歯ブラシをあて、歯垢を落とさないと治りが遅れてしまったり、再発してしまう場合があります。歯磨きをちゃんと行って細菌の数を減らせば、歯周病や虫歯の予防をすることができます。
「磨いているけど磨けているのか不安という方」
磨けていないところを赤く染めだしてくれるプラークチェッカーという磨き残しチェックをしてくれるものがあります。
ご自身では「磨いている!」と言っていても、実際に赤く染めだしてみると、まだまだ、磨き残しがある方がほとんどです。
実際にご自宅でも赤く染めだして磨き残しのチェックをしてみるのも1つの手です。
プラークチェッカーはドラックストアにもおいてあります。
当医院でも販売しておりますので気になる方はご相談ください!
また、定期的に歯の検診をすることをお勧めします。
「当院で子供の検診でやること」
- 歯のクリーニング
- フッ素塗布 (高濃度)
- シーラント
- 歯みがき指導
- 噛み合わせチェック
検診をすることで、自分では気づかない小さな虫歯、取りきれない汚れ、歯石は歯科医師、衛生士でないと判断、除去が出来ませんので、
お子さんは3か月に1回、大人の方は4ヶ月に1回は定期検診へ行きましょう!!
なにか気になることがありましたいつでもご相談下さい!
2021年07月21日 12:43