歯ぎしり
宮本です。
今回は「歯ぎしり」についてお話したいと思います。
歯ぎしりとは睡眠時、無意識のうちに上下の歯をこすり合わせている状態を言います。
強い歯ぎしりですと、「ギリギリ」「ガリガリ」と音を伴います。 睡眠時の歯ぎしりは、
レム睡眠(浅い眠り)時、交感神経の働きが活発になるタイミングに起こることが確認されています。
歯ぎしりは、無意識に寝ている間に起こるもで、自分の意志で止めることは出来ません。
歯ぎしりを続けていると歯が削れる、歯が欠ける、ひどくなると歯が折れるなどの口の中のトラブルを起こしてしまうのです。
それでは歯ぎしりをしてしまう原因とはなんなのかご紹介いたします。
1つ目は「ストレスによるもの」
睡眠中に無意識に歯ぎしりや、食いしばりをしたりすることでストレスを解消していると考えられています。
2つ目は「嚙み合わせによるもの」
上下の歯の噛み合わせが悪いと、歯ぎしりが起こりやすくなります。1本だけ歯が高くなっていて、
他の歯と強く接触している場合には、歯ぎしりしやすくなります。また歯の詰め物が原因で、歯ぎしりするようになる方も少なくありません。
3つ目は「習慣によるもの」
さまざまな習慣も、歯ぎしりの原因となり得ます。たとえばスポーツ選手は、力を入れるときに瞬間的に歯を食いしばっています。
それが睡眠中にも習慣となって現れ、歯ぎしりしてしまうのです。また、飲酒や喫煙も歯ぎしりを引き起こす原因の可能性があります。
アルコールやニコチンの摂取によって、歯ぎしりがひどくなるケースもあるのです。
歯ぎしりをすることで歯がすり減り、最悪はしみる原因にもなってしまいます。
では歯ぎしりの対策はどうしたらいいのか、、、
おすすめするのは「マウスピース」をすることです。
人は通常、安静にしているときに上下の歯は、1~3mmほど離れています。このすき間を安静時空隙といいます。
食事や会話など、1日24時間中、「17分」しか上下の歯はふれ合っていないのが一般的です。
もし1日中噛んでいるとしたら、「約85倍」 のダメージが蓄積することになってしまいます
「たった1時間」でも、食いしばる癖がある人は「3倍以上」ダメージがかかってしまう計算になります。
マウスピースを使用する事によって、上下の歯が噛み合う事を防いでくれるのです。
「歯ぎしりをしている」と言われたことがある方、「歯が減ってきている」と感じる方、
歯をダメにしてしまう前に歯医者さんで一度見てもらうことをおすすめします。
なにか気になることがありましたらご相談ください。
2021年10月27日 11:10