歯茎が腫れる原因
今回は、歯茎が腫れる原因についてお話しします。
仕事のストレス、睡眠不足、疲れなどがきっかけで歯肉が腫れる事があります。
歯肉の腫れは1、2週間でおさまる事もあり、放置される方も多いと思います。
しかしそれは病気が治癒したわけではありません。
歯茎が腫れる原因として、主に大きく分けて歯周病、歯根破折、虫歯の3つの病気が考えられます。
歯周病は、歯茎が赤く腫れ、歯磨きのときの出血が見られる場合に歯肉が炎症を起こしている歯肉炎および歯周炎です。歯肉炎の場合、ご家庭での丁寧なブラッシングで改善することができますが、歯周炎まで進行すると、歯石除去や歯科医院での治療が必要になります。
歯根破折は、歯茎の中にある歯の根が割れる状態を指します。割れた歯の隙間からむし歯菌が侵入し、増殖して毒素を出すことにより、歯茎が腫れてしまうのです。歯茎の腫れとともに、すでに神経を抜いている歯が痛む場合は歯根破折の可能性があります。
虫歯は、根の先の病巣が急性化して、歯茎が腫れます。
放置した虫歯の中で細菌が繁殖して炎症を起こしている状態です。腫れを放置すれば神経のない歯でも激しく痛みを感じるようになります。
この際に顔まで腫れることも少なくありません。
歯茎が腫れているのをそのままにしておくと、取り返しのつかないことになってしまうケースがあります。歯茎が腫れる原因としてもっとも多いのは歯周病ですが、歯周病が重症化すると顎の骨が溶かされて最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
症状はどれも似ていますが、原因を特定するには、レントゲン撮影で歯根や骨の状態を確認する必要があります。
少しでも異常を感じたら、ひどくなる前に早めに医師の診察を受けてください。
歯について気になるところ、お困りの方は、成田市歯医者のそらクリニックへお問合せください。
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2022年04月11日 12:35