お子さんの反対咬合の矯正にはムーシールド
お子さんの歯科検診の結果で歯並びにチェックはついていませんか?
切端咬合、開咬、過蓋咬合、反対咬合・・・など指摘されたけど専門用語で良くわからないと思っている方もいらっしゃると思います。
そこで本日は、反対咬合について説明させて頂きます。
〈反対咬合とは〉
本来、正しい噛み合わせは、上の歯が下の歯に被さります。
これに対し、反対咬合とは正しい噛み合わせと逆になっている状態で、下顎が上顎より大きく発達していたり、下顎もしくは下の歯が前方へ突き出していたりする噛み合わせです。
一般に「受け口」とも呼ばれています。
〈原因〉
・遺伝的なもの
・顎や舌の悪習癖
などが主に挙げられてきます。
〈放置しておくと〉
・咀嚼機能の低下
・顎に負担がかかり顎関節症になる可能性がある
・発音障害(特にサ行やタ行など)舌ったらずの喋り方になってしまう場合がある
など、このような影響を与えてしまう可能性があるのです。
〈治療時期について〉
反対咬合は早期治療を勧められています!
その理由は、正しい噛みあせの場合は、上顎の前歯がかぶさることによって下顎が前方に伸びることを抑制しています。
まだ顎の成長中のお子さんが反対咬合になると、下顎が前方に自由に伸び、上顎は下顎に邪魔され成長が阻害されます。
そうして、顎の成長が完了する頃には、三日月形の横顔になってしまうのです
そうなってしまうと、歯を抜くぐらいの矯正では改善できず外科手術による方法しかなくなってしまう場合もあるのです。
顎の成長が完了していない時期は比較的に改善しやすいので早めの対策が重要になってきます!
ですが、小さいお子さんだとまだ矯正なんて難しいのではないかと心配ですよね・・・。
そこで、おすすめな方法がムーシールドです。
ムーシールドは特殊な型をしたマウスピースの矯正装置で
1.舌を高い位置に保つ機能
2.舌が下顎の前歯を押すのを防ぐ機能
3.上顎の正常な成長を促す機能
などが期待されています。
就寝中に装着して頂くのでお子さんの負担も少ないです。また、日中も少しでも装着が可能であればそれだけ効果が高まります!
また、せっかく反対咬合が改善されたとしても舌の悪習癖があると後戻りしてしまう可能性があります。そこでMTF(口腔筋機能療法)という口腔習癖を改善させる簡単なトレーニングも平行して行っていく場合もございます。
そらクリニックでは現在、ムーシールドと類似の装置としてプレオルソを導入しています。
千葉県(成田市)でお子さんの矯正についてお考えの方は是非一度ご相談にお越し下さいませ(^^)
2021年07月02日 08:40