歯周病は治るのか?歯科医院が解説
本日は、歯周病関連で患者様からよく受ける質問である
「歯周病って治るんですか?」
についてご説明させて頂きたいと思います。
まず、歯周病の前段階として起きるのが歯肉炎です。歯と歯茎の隙間である「歯周ポケット」にプラーク(歯垢)が溜まり、プラークに潜んでいる歯周病菌が出す毒素によって歯茎が炎症を起こした状態です。歯肉炎になると、歯茎が赤く腫れたような症状が出ますが痛みがない為見落としがちなのです。
このような歯肉炎を繰り返して初期症状を見落としてしまうと徐々に進行していきます。
そして炎症が顎の骨にまで及んで歯周病になります。
歯周病が進行していくと、徐々に顎の骨が溶かされていき最終的には歯が抜け落ちてしまう恐れもあるのです。
第一段階として歯周病にならない為には歯肉炎の段階でストップをかけることが大切です。
そして、もし歯周病になってしまった場合ですが、完全に歯周病原菌をなくすことは不可能で、1~2ミリは歯周ポケットが回復こともありますが、健康であった時の状態には治すことはできないのです。
ですが、治療をすれば炎症はなくなり、組織の破壊は止める事は出来きます!
歯周病の改善治療を行いメンテナンスをしっかりしていけば、歯周病原菌の数が少なくなります。その状態を維持しつづけていることを歯周病を治すと表現することになります。
そらクリニックでは歯周病の改善治療として歯周内科治療を実施しています!
従来は、麻酔をして歯石をとり、歯周外科などを数カ月に渡り治療していく
方法のみでした。
新しい治療法は、まず、お口の中の歯垢(プラーク)をとり、
顕微鏡でどのようなバイ菌がいるかを実際に皆様に見て頂きます。
その上で歯周病を進める悪い菌がいた場合は、歯周内科治療に入ります。
歯周内科治療とは?
1、歯周内科治療は、歯周病の原因になる細菌やカビをお薬で減らすということに特徴があります。
2、歯垢の中に活動性の細菌やカビがいることが位相差顕微鏡による観察で知られるようになりました。
3、原因の細菌に効果のある抗生剤の服用と、カビに効果のある抗真菌剤を使用して効果的に細菌を取り除く方法が歯周内科治療になります。
上記のような流れを行い歯周病の改善を見ていきます。
より詳しい内容はこちらのページをご覧ください。
https://sora0064.jp/shishunaika.html
歯は一生ものです。抜けてしまったら永久歯はもう生えてくることはないのです。
1本でも多くの歯を残せるように一緒にメンテナンスしていきませんか?
千葉県(成田市)で歯周病にお困りの方がいらっしゃいましたら是非一度ご相談にお越し下さいませ(^^)
2021年07月16日 13:42