フッ素ってどんな効果があるの?
今回は、フッ素についてお話しさせていただければと思います。
フッ素といえば、歯磨き粉に入っていたりするイメージがあるかと思います。歯にいい成分なのはわかるけれど、いったいどんな効果があるのかお話ししていきます。
再石灰化を促します
再石灰とは、唾液によって溶けたリン酸やカルシウムが、歯の表面のエナメル表面層に浸透して失われた部分に再び補充される現象をいい、この作用によって初期の虫歯は治ることがあります。
再石灰化とは逆の脱灰は食べ物の菌が糖から酸を作り、口の中が酸性になり歯を溶かします。私たちのお口の中は再石灰化と脱灰を繰り返しているんです。
そしてこの重要な再石灰化をフッ素は促してくれると言われています。
歯質の強化
歯の表面のエナメル質の成分は先ほど少しお話ししたリン酸やカルシウムでハイドロキシアパタイトと言われる結晶を作っています。
この結晶は酸に弱く壊れやすい物質です。しかしフッ素が加わるとフルオメパタイトという酸に溶けにくい性質に変えてくれ、虫歯への抵抗力を高めてくれます。
抗菌作用
歯ブラシで落としきれなかった歯垢に潜んでいる細菌の働きを弱め、酸が作られる工程を防ぎます。
なお、フッ素は塗布後30分間かけて歯に作用するため、その間は飲食やうがいは避けましょう。
フッ素は虫歯の発生と進行を防いでくれます。
特に生えたばかりの歯に効果的なため、乳歯や永久歯が生え始めてきたら定期的に歯医者さんに通うことをおすすめしております。
もちろん、フッ素を塗ったから虫歯にならないということではありませんので、しっかりブラッシングもしてくださいね。
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2023年01月31日 12:39