虫歯ではないのに詰め物が取れる
歯の詰め物が突然取れてしまうと困りますよね。
虫歯になってしまい詰め物が取れたのかなと思ったけれど、歯医者では虫歯にはなってないと言われた経験はありますか?
実は、歯の詰め物がとれる要因は、虫歯以外にもあるのです!!
詰め物が取れてしまう原因
①接着剤・セメントの劣化
強力に接着されていても、お口の中は常に過酷な環境にさらされており、接着剤は少しずつその性能を失っていきます。◎温度変化によるダメージ
熱いものと冷たいものが交互に入ることで、詰め物と歯はわずかに膨張・収縮を繰り返します。特に金属の詰め物と天然の歯では膨張率が異なるため、そのズレが接着面に微細な隙間を生む原因となります。◎唾液による化学的な劣化
接着剤は常に唾液にさらされています。唾液の水分によって少しずつ分解されたり、飲食物に含まれる酸によって溶け出したりすることで、化学的に劣化が進みます。◎毎日の「噛む力」による物理的なダメージ
食事のたびに加わる力が、接着剤にダメージを蓄積させます。
②歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしり・食いしばりがある方は、慢性的にかなり強い咬合圧がかかります。◎柔らかさの違い
通常、歯は強い力が加わると目に見えないレベルで微小にたわむ性質をもっています。
それに対し、金属やセラミックでできた詰め物は硬いまま全くたわみません。
この柔らかさの違いによって、歯と詰め物の隙間(接着剤の面)に強烈なズレの力が発生し、接着剤がペリッと剥がれて詰め物がとれていきます。
◎テコの力
歯ぎしりになどで加わる力はまっすぐ下に力がかかるだけでなく、歯をすりつぶすように横にギリッと滑らせる力も加わります。詰め物の出っ張った部分に横からの力がかかると、「テコの原理」が働いて詰め物を穴から引っこ抜くような強い力が局所的に集まります。それにより、詰め物が取れやすくなります。
◎歯質の摩耗・変化
食いしばりや歯ぎしりにより、常に歯に強い力が加わっていることで、ご自身の歯も摩耗(すり減って)いきます。
歯の山(詰め物の周り)がすり減って平らになると、噛み合う全面体で力がドンとぶつかるようになります。
力を逃がす逃げ道がなくなるため、咬んだ時の衝撃が詰め物や接着面にダイレクトにつたわる為詰め物が取れやすくなります。
本人に自覚がない場合も多いため、「普通に使っていただけなのに何度も取れる」という方では確認したいポイントです。
この場合は、ナイトガード(就寝用マウスピース)の着用が最も効果的な予防策です。
マウスピースが歯にかかる力をクッションのように吸収・分散してくれるので歯や詰め物への過剰な負担を防ぐことができます。マウスピースは保険適用でも作製が可能です。
③噛み合わせの問題
詰め物を入れた当初はピッタリとはまっていた詰め物でも、経年と共に高く感じるようになったり、段差があるように感じるようになることもあります。これは主に、経年により噛み合わせに変化が生じたため起こる症状です。
噛み合わせに変化が生じると歯全体にかかる力のバランスもアンバランスになってしまい、ある1点の場所に集中して力が加わってしまったりもします。これにより、詰め物が外れるといった症状につながる場合もあります。
この場合は、現在の噛み合わせに合った詰め物やかぶせ物に変えてもらうことで、詰め物が頻繁に外れるといった症状も収まります。
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2026年11月06日 13:42












